2018/12/13にニホンジカ♀1頭を捕獲した。罠は”しまるくん”で、ワイヤーは右前脚の副蹄の上に掛かっていた。
写真上の奥に緑のネットが見えるが、これはシカが山から下りてくるのを防ぐために張られた防除ネットである。が、今は殆ど機能していない。ところどころ破けていたり地面から浮いてしまっていたりして、シカもイノシシもそういったところから自由に行き来している。とは言っても、シカやイノシシが歩けるルート狭める効果はいまだにあり、ネットに沿って獣道ができている。
林内にネットやフェンスが張られている場合、それに沿って獣道ができることは多いが、下手にその獣道に罠を掛けてしまうと、罠にかかった獣が暴れてネットや柵を損傷させてしまう可能性がある。そのような場合は、大きな立木等によって獣道が少しだけネットやフェンスから離れている箇所を探してそこに罠を仕掛け、ワイヤーの長さを極力短くしておけば良い。つまり、ワイヤーの長さと獣の体長を考慮して、ネットまで届かない距離に設置すれば問題ないのである。