まふらーつくろう

2022年1月29日に、ニホンジカ♀1頭の捕獲があった (写真上1枚)。罠は”しまるくんL”で、ワイヤーは左前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。丁度いいサイズの♀だったが、発見時に死亡してしまっていたため、食用にすることはできなかった。

2022年2月1日には、キツネ1頭の捕獲があった (写真上から2.3枚目)。罠は”M式トラップ”で、ワイヤーは左前脚に掛かっていた。キツネの捕獲は初めてである。キツネは、各所の自動撮影カメラに頻繁に写っているので、比較的個体数密度は高いと思われる。私が罠を掛けている場所ではほぼ見られなくなった、ノウサギやヤマドリ等の天敵でもあるので、少し数が減るほうが良いと思っている。キツネの肉は食べないが、解体して毛皮を鞣してみることにした。罠本体や罠の周辺にはキツネの匂いが充満しており、シカやイノシシといった本来の対象にどのような影響があるかは不明だが、罠は入念に洗って、この場所にはしばらく罠を掛けないことにした。

2022年2月5日に、ニホンジカ♂1頭の捕獲があった (写真上から4枚目)。罠は製品名不明の笠松式で、ワイヤーは左前脚の副蹄より上に掛かっていた。発見したのが日没の少し前と遅くなってしまったため、暗い中での捕獲となった。罠に掛かっているのが大型の♂であったり、足場の悪い場所であったりする場合は、暗い中で無理をすると危ないので、死亡してしまう可能性があったとしても翌日に行うことが推奨されるが、ある程度慣れていれば、角のない子鹿くらいは問題なく処理できる。

2022年2月25日には、ニホンジカ♀2頭の捕獲があった。1頭目 (写真下から2枚目)は、罠が”M式トラップ”で、ワイヤーは右前脚の副蹄より上に掛かっていた。こちらの方が後から発見したのだが、ワイヤーの掛かった脚が折れており、生きてはいるものの立ち上がれない状態であったため、早めの処置が必要であると判断した。2頭目 (写真下から1枚目)は、罠が製品名不明の笠松式で、ワイヤーは左前脚の副蹄より上に掛かっていた。こちらは立ってピンピンしていたので、後から処理を行った。

すっぱいぶどう

2022年1月18日にニホンジカ♂1頭の捕獲があった (写真上2枚)。罠は”M式トラップ”で、ワイヤーは右前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。

”M式トラップに限ったことではないが、押しバネをつかった罠の欠点には、ワイヤーの長さが長いということが挙げられる。角のない小型のシカであれば、シカが自由に動ける範囲内に立ち入っても、大きな被害を被る可能性は低いが、イノシシや大型の♂シカが掛かった場合は、注意が必要である。

2022年1月21日にはニホンジカ♀1頭の捕獲があった (写真上から3,4,5枚目)。罠は”しまるくん”で、ワイヤーは右前脚の副蹄より上に掛かってた。

この個体には既に胎児がおり、これまで取り出した胎児の中では、一番の小ささではないかと思う。

この日は、前日から朝にかけて降った雪が積もっており、斜面を引っ張って下ろすのは楽だったが、放血した場所や引き摺った跡には、白い雪の上に真っ赤な血が残るので、遠くから見てもかなり目立ってしまう。もっとも、雪のせいでこの付近に立ち入る人は殆どいないと思うのだが、雪がなければ通りかかる人も多少はいる場所なので、少し気になってしまう。

2022年1月24日には、イノシシ♂1頭の捕獲を確認した (写真下2枚)。罠は”しまるくん”で、ワイヤーは左前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。100kgは軽くある大物であったが、発見時に死亡しており、残念ながら食用に肉を取ることができなかった。

この罠には発信機が取り付けてあったのだが、罠と発信機を繋いでいたワイヤーが切れており、発信機が作動していなかった。発見が遅れた所為で死亡したのかと思ったが、イノシシはシカと比べても、簡単には死なないイメージである。実際、私の罠にかかったイノシシで、発見時に死んでいたのはこの個体が最初である。しかも大変不思議なことに、イノシシサークルが形成されていない。普通、イノシシはどんなに小さな個体でも、括り罠にかかるとイノシシサークルを形成するので、殆ど掘り返した跡が無いというのは、通常では考えられない。肉付きはいいので病死とも考えにくいし、目立った外傷はなく、周辺でイノシシを半矢にしたという話も聞かない。原因は不明だが、罠に掛かってから短期間で死亡したと思われ、見廻りを毎日行っていたとしても、発見時に死亡していた可能性がある。

今期のイノシシは、当歳の1頭しか捕獲できていなかったので、追加が欲しいところであったが、この時期の♂イノシシは肉の臭みが強い上に、このサイズでは相当に硬いことが予想される。立派な牙と奨励金を得られたということで、仕方ないと思うしかない。

たんきけっせん

2021年11月17日にニホンジカ♀1頭の捕獲があった (写真上2枚)。罠は”だらずわな”、ワイヤーは右前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。

2021年12月6日にもニホンジカ♀1頭の捕獲があった (写真上から3,4枚目)。罠は新たに導入したオーエスピー商会の”M式トラップ” (φ120)で、ワイヤーは右前脚の副蹄の上に掛かっていた。十分高い位置を括れているので、正常に動作させられたものと思われる。これまでオーエスピー商会からは、”しまるくん”と”しまるくんL”を購入してきたが、”M式トラップ”は”しまるくん(L)”と比べると、罠全体が嵩張らず、設置にかかる時間も短いため、遠征先で短期間の設置を行うのに適していそうだと考え、導入した。この個体を捕獲したのは、家から車で2時間以上かかる場所で、約1週間の設置期間で捕獲を試みていた。目的通りに捕獲を行えたので満足である。

2021年12月12日には、ニホンジカ♂1頭の捕獲があった (写真下1枚)。罠は”しまるくんL”で、ワイヤーは右前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。