すっぱいぶどう

2022年1月18日にニホンジカ♂1頭の捕獲があった (写真上2枚)。罠は”M式トラップ”で、ワイヤーは右前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。

”M式トラップに限ったことではないが、押しバネをつかった罠の欠点には、ワイヤーの長さが長いということが挙げられる。角のない小型のシカであれば、シカが自由に動ける範囲内に立ち入っても、大きな被害を被る可能性は低いが、イノシシや大型の♂シカが掛かった場合は、注意が必要である。

2022年1月21日にはニホンジカ♀1頭の捕獲があった (写真上から3,4,5枚目)。罠は”しまるくん”で、ワイヤーは右前脚の副蹄より上に掛かってた。

この個体には既に胎児がおり、これまで取り出した胎児の中では、一番の小ささではないかと思う。

この日は、前日から朝にかけて降った雪が積もっており、斜面を引っ張って下ろすのは楽だったが、放血した場所や引き摺った跡には、白い雪の上に真っ赤な血が残るので、遠くから見てもかなり目立ってしまう。もっとも、雪のせいでこの付近に立ち入る人は殆どいないと思うのだが、雪がなければ通りかかる人も多少はいる場所なので、少し気になってしまう。

2022年1月24日には、イノシシ♂1頭の捕獲を確認した (写真下2枚)。罠は”しまるくん”で、ワイヤーは左前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。100kgは軽くある大物であったが、発見時に死亡しており、残念ながら食用に肉を取ることができなかった。

この罠には発信機が取り付けてあったのだが、罠と発信機を繋いでいたワイヤーが切れており、発信機が作動していなかった。発見が遅れた所為で死亡したのかと思ったが、イノシシはシカと比べても、簡単には死なないイメージである。実際、私の罠にかかったイノシシで、発見時に死んでいたのはこの個体が最初である。しかも大変不思議なことに、イノシシサークルが形成されていない。普通、イノシシはどんなに小さな個体でも、括り罠にかかるとイノシシサークルを形成するので、殆ど掘り返した跡が無いというのは、通常では考えられない。肉付きはいいので病死とも考えにくいし、目立った外傷はなく、周辺でイノシシを半矢にしたという話も聞かない。原因は不明だが、罠に掛かってから短期間で死亡したと思われ、見廻りを毎日行っていたとしても、発見時に死亡していた可能性がある。

今期のイノシシは、当歳の1頭しか捕獲できていなかったので、追加が欲しいところであったが、この時期の♂イノシシは肉の臭みが強い上に、このサイズでは相当に硬いことが予想される。立派な牙と奨励金を得られたということで、仕方ないと思うしかない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です