やみのかりうど

ウシガエル 夜の高野川でウシガエル狩りをしてきた。成果は写真の1匹 (♂)のみだが、比較的大型の個体であり、写真も撮れたので満足である。

 ウシガエルの捕まえ方は、ライトで照らしながらそっと近づき一気に手掴み、である。ウシガエルは相当な力で逃げようとするので、掴むときには一切の妥協が許されない。また素手では滑る可能性が高いため、滑り止めのついた作業用手袋を着用するのがよい。シンプルな捕獲方法ではあるが、サーチ、アプローチ、そしてキャッチ、といずれの段階でもある程度のスキルが要求される。

 ウシガエルは特定外来生物に指定されているため、生きたままの輸送が禁止である。その場で殺してから持ち帰る必要がある。現場でできる簡便な殺し方としては、ウシガエルの足を掴んで頭を岩に叩きつけるという方法がある。ただし生半可な衝撃だと、一旦はひっくり返るものの、蘇生することがあるので注意が必要だ。

 持ち帰ったウシガエルは一旦冷凍してから捌くと皮が剥きやすくて楽である。

 ちなみに、写真のウシガエルを捕らえるため慎重に足を運んでいた私の横を、ヌートリアがゆったりと泳いでいたのだが、そちらは撮影できなかった。また、鳴いているウシガエルを探して土手を自転車で走っていたときはシカの親子 (♀成獣 + 生まれたばかりと思われる幼獣 + 雌雄不明な成獣)を目撃したが、こちらも目が光っているのしか写っていない写真のみで、シカの姿は捉えられなかった。