かわいちまいだけ

有害鳥獣捕獲をしている場所で、2016/12/27にニホンジカ♂を捕獲した。写真では見えにくいが、角がちょっとだけ生えている。罠は笠松式で、ワイヤーは左前脚の副蹄より上に掛かっていた。発見した時点で既にワイヤーの掛かった脚の筋が切れており、皮だけで繋がれている状態だった。慌てて首にロープを掛けて固定し首を切ったが、危うく脚切りして逃げられるところであった。

捕獲は無事に行うことが出来たのだが、作業中に不思議なものを発見した。ワイヤーを括っていた木の根元に、太く長い (10cm程度)柔らかそうな糞が落ちていたのである。シカの糞は通常、コロコロとした丸い粒状であるが、この糞は一体何なのか。色も形状も硬さも普通とは違う。師匠に訪ねてみたところ、「シカも食べたものによっては、こういう糞を出す」とのことであったが、私は初めて見たので確信は持てない。詳しい方がおられましたら、コメント欄で教えて下さい。人間でも極度のストレス状態になると、下痢をして軟便になることがあるので、シカも罠にかかったストレスで軟便になり、普通ならコロコロと粒上になる糞が、柔らかくくっついた状態で長くなって出た、ということは考えられる。

これをまってた

罠にかかったニホンイノシシ♀罠にかかったニホンイノシシ♀22016/12/24にニホンイノシシ♀を捕獲した。今期初のイノシシである。罠が”だらずわな”で、ワイヤーは左前脚の副蹄より上に掛かっていた。肉が30kg程取れたので、体重60kg程の個体と思われる。大きさも時期も、ワイヤーの掛かりまで最高である。

場所が銃を使えない場所だったため、もう1本の足にワイヤーを掛けて引っ張り、鈍器で殴って大人しくさせてから槍で突いて放血させるという作業を2人がかりで行った。

今回、イノシシが掛かった罠は、2日前に設置したばかりであった。

これくらいがらく

2016/12/08にニホンジカ♂を捕獲した。罠が”だらずわな”で、ワイヤーは右前脚の副蹄より上に掛かっていた。”だらずわな”で副蹄より上に掛かっての捕獲が最近多いのは嬉しいことである。角は先端がちょっとだけ分かれている状態だったので、おそらく2年目の個体と思われる。今期の通常猟期枠では4頭目のシカである。

大きい個体はそれだけ大きな肉の塊がとれるが、差し止めから埋設までの作業が大変になるので、これくらいのサイズの個体が一番嬉しかったりする。