2021年1月25日にイノシシ♂1頭の捕獲があった。罠は”しまるくん”で、ワイヤーは右前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。
私が罠をかけている場所の付近では、豚熱の陽性反応が出たイノシシが発見されており、そのせいか今年度は猟場で発見できるイノシシの痕跡が非常に少ないと感じていた。自動撮影カメラにはたまに写るので、全くいないという程ではないのだが、とにかく少ないのである。私は罠猟を開始してからこれまで、毎年必ず1頭は自分の罠でイノシシを獲っていたのであるが、今年は遂にダメかと半分諦めていたところでの捕獲であった。
イノシシの捕獲があったこと自体はまぁ良かったのであるが、この個体も時期的にピークを過ぎているとは言え、かなり痩せ気味で肥えているとは言い難い。加えて、♂にしては牙が非常に短く、全体的にあまり健康な感じがしないのが嫌な感じである。
この個体の捕獲場所、残渣の埋設場所には消石灰を撒き、推奨される方法で消毒処理を行ったことを記しておく。