2015年11月30日にニホンジカの幼獣♀を捕獲した。罠は”しまるくん”である。この日は前回の記事で書いた3日連続の成獣♂捕獲があった3日目であり、つまり3日間で4頭のニホンジカを捕獲したことになる。4頭目のこいつを発見した時には正直ウンザリしたが、救いだったのは子鹿だったことである。子鹿は肉も美味いし処理も楽である。なんてったって、内臓を抜かなくても軽々と持ち上げることができるのだ。一応ロープを使って2点固定したが、ナイフは棒に括り付けず、手に持ったまま刺して放血させた。
一般に足括り罠は、動物がある程度の体重をかけて踏まないと作動しない仕組みになっているか、あるいはそのように設置されるのであるが、”しまるくん”にはこれまでタヌキやハクビシンといった中型哺乳類が掛かったこともあり、シカの幼獣ほどの体重があれば十分に作動するようだ。