にどのしっぱいご

2017/12/09にイノシシ♂を捕獲した。罠は”だらずわな”で、ワイヤーは左前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。

重量は推定で60kg程度。これくらいが食べ頃である。

この罠は、とある畑の防護柵がイノシシによって破られ作物を食い荒らされたために、畑の借主から依頼されて設置したものであった。林から畑へと繋がる獣道には、イノシシがよく通っている痕跡があったが、土壌が固く穴を掘りにくかったため、普段よりも浅めの穴で設置せざるをえなかった。そのためか、1週間程度の間に2度の空ハジキをさせてしまい、流石にイノシシも警戒するかと思ったが、3度目の正直でなんとか捕獲に至った。畑で食べた野菜の味がよほど忘れられなかったものとみえる。

なお、解体して得た肉のうち片側のモモ肉は、設置を依頼してきた畑の借主に渡すことにした。手間暇かけて育てた野菜を食い荒らされた怒りを、多少なりとも慰められれば幸いである。

おおものすぎる

2017/12/02にイノシシ♂を捕獲した。罠は”しまるくんL”で、ワイヤーは右後脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。

このイノシシ、私にとっては、

はじめてのえもの – 狩場の馬鹿力

以来の大物である。

推定100kg超えで、解体したところ肉が約45kgとれた (脂の固い部分を大分削った上、内臓脂肪含まず)。3人で解体したが、私の取得分だけでも22kg程あったので、久しぶりに肉がドカンと入った感じである。

前脚の肉を煮て食べてみたが、4年前に獲った100kg級の♂と比較して、肉の固さや臭みはそれほどでもなかった。4年前のやつは1月の後半に捕獲したので、発情期に入っており肉が臭かったのかも知れない。あるいは単純に、私の料理スキルが上がっていたためという可能性もある。

この記事を書いている時点で、猟期開始から3週間ほど経過しているが、私の設置した括り罠で捕らえたのはこのイノシシ1頭だけという状況で、甚だ不調である (私名義の檻でシカ1頭も捕獲している)。

しめころさない

2017/10/09にニホンジカ♂を、有害鳥獣捕獲のため共同で設置した罠で捕獲した。罠は”だらずわな”で、ワイヤーは左後脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。

ワイヤーが後脚に掛かった場合は、頭部にロープを掛けて引っ張ると、シカを安全に固定することができる。その際、立派な角の生えた♂であれば、私はロープを首ではなく角の根本にかけるようにしている。ロープを首にかけて強く引っ張ると、首が締められて上手く血が抜けにくくなると考えているからだ。♀や若い♂では首にかけることもあるが、首にナイフを入れて血が流れ始めたら、首にかけていたロープをゆるめてやるようにしている。