しかにけられて

2017/01/31にニホンジカ♀を捕獲した。罠は”しまるくんL”で、ワイヤーは右前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。ここまで”しまるくんL”で3頭のニホンジカを捕獲したが、全て主蹄と副蹄の間にワイヤーが掛かっていた。バネの弾きとワイヤーの締まり具合で、”しまりくん”よりも括る位置が下になる傾向が確かにあるのかも知れない。

今回は首と後脚の両方にロープを掛け、括り罠のワイヤーと合わせて3点で固定してからナイフで首を刺し放血させた。ところが、後脚に掛けたロープの締りが緩かったせいで、ナイフを刺した時に脚がロープから抜け、私の腕を蹴られてしまった。幸い怪我はなかったが、今後はより気をつけようと思った。斜面を駆け上がるシカの原動力である後ろ脚のキックは、小さい♀であってもかなりの力がある。


あめでどろまみれ

2017/01/29にニホンジカ♂を捕獲した。罠は”しまるくんL”で、ワイヤーは右前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。2日前は別の狩猟者の檻に入ったシカを処理するのを手伝い、昨日は有害鳥獣捕獲で掛かったシカを処理し、3日連続でシカを殺していることになる。ちょっと腰が痛い。あと、台所に肉が溜まりすぎ。

このシカが掛かっているのを発見した直後から雨が降り始めてしまったので、背ロースだけとって埋設したが、服も荷物もびしょ濡れになってしまった。雨のときに斜面で刃物を持って作業するのは大変危険なので、細心の注意が求められる。

このシカ♂を入れて、今期の猟期ではニホンジカを♂4♀3捕獲したので、今のところ京都市の捕獲奨励金は18,000円もらえる計算になる。1回見廻りに行くとバイクのガソリン代が100円くらいはかかるので、猟期中に100回見廻りするとガソリン代が合計10,000円ほど必要になるが、それはこの捕獲奨励金で十分に賄える。

えらいさがある

有害鳥獣捕獲をしている場所で、2017/01/28にニホンジカ♂を捕獲した。罠は笠松式で、ワイヤーは右前脚の副蹄より上に掛かっていた。

今年度の京都市では、有害鳥獣捕獲で捕えたニホンジカに対しては、国と市から合わせて22,000円/頭のお金が支払われる。一方、通常猟期の狩猟としてニホンジカを捕まえても、♀で5,000円、♂なら3,000円、しかも支払われるのは4頭目からなので、♂5♀5を獲った場合で考えると、実質的には1匹あたりの奨励金は3,100円ということになり、22,000円と比べると大分差がある。