しめころさない

2017/10/09にニホンジカ♂を、有害鳥獣捕獲のため共同で設置した罠で捕獲した。罠は”だらずわな”で、ワイヤーは左後脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。

ワイヤーが後脚に掛かった場合は、頭部にロープを掛けて引っ張ると、シカを安全に固定することができる。その際、立派な角の生えた♂であれば、私はロープを首ではなく角の根本にかけるようにしている。ロープを首にかけて強く引っ張ると、首が締められて上手く血が抜けにくくなると考えているからだ。♀や若い♂では首にかけることもあるが、首にナイフを入れて血が流れ始めたら、首にかけていたロープをゆるめてやるようにしている。

れんぞくいのしし

2017/10/07と10/08にニホンイノシシ♀を連続で捕獲した。どちらも罠は”しまるくん”で、ワイヤーは両者とも左前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。10/08に捕らえた方は今年生まれた幼獣である。ちょうど稲刈りや他の農産物の収穫シーズンでもあり、畑の近くをウロウロしていたものと思われる。イノシシを2日連続で捕獲するのは初めてである。

いまごろくるか

2017/05/06にニホンイノシシ♀を有害鳥獣捕獲のため個人で設置した罠で捕獲した。罠は”だらずわな”で、ワイヤーは右前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。体重はおそらく50kg程度。冬の一番いい時期なら70kg位になっていたと思われるが、捌いてみるとロースの脂も厚さ2mm程度しかなく、この時期としては当然であるが痩せていた。とは言え、適度なサイズの♀なので、脂は無くとも肉は美味しく食べれると思う。

冬の間はシカよりもイノシシの方が捕獲した喜びは大きいが、有害鳥獣捕獲では1頭あたりの補助金 (京都市+国)が、シカ (成獣: 22,000円)とイノシシ (成獣: 8,000円)ではシカの方が高い上に、イノシシ肉の価値は冬に比べて相対的に下がるので、シカを捕獲する方が得である。