6月から9月の間に既に7頭獲れている場所であるが、動物愛護週間を挟んで10月に入っても順調にシカが捕獲されている。2016/10/02と2016/10/06にニホンジカ♀が捕獲された。罠は笠松式と呼ばれるタイプである。ワイヤーは前者が左後足の副蹄より上に、後者は左前足の副蹄より上に、それぞれかかっていた。
上の写真には、シカの首にワイヤーをかけて引っ張るための器具が写っている。先端にワイヤーの輪がついたこの棒は便利な代物であるが、私は所有しておらず、また私が見廻りに使う二輪で運ぶのは面倒なので、自分一人で罠に掛かったシカを殺す際は、ロープを使っている。ロープをシカの首にかけるには、ロープの端に引っぱると締まる輪っかを作っておき、林内におちている長い枝の先端に引っ掛けて、そっとロープの輪っかにシカの頭を潜らせる。あとはシカの動きが制限されるように引っ張って、ロープを張った状態で丈夫な立木に巻きつけて結ぶ。まぁわざわざ書くほどのことではないが。