あめでどろまみれ

2017/01/29にニホンジカ♂を捕獲した。罠は”しまるくんL”で、ワイヤーは右前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。2日前は別の狩猟者の檻に入ったシカを処理するのを手伝い、昨日は有害鳥獣捕獲で掛かったシカを処理し、3日連続でシカを殺していることになる。ちょっと腰が痛い。あと、台所に肉が溜まりすぎ。

このシカが掛かっているのを発見した直後から雨が降り始めてしまったので、背ロースだけとって埋設したが、服も荷物もびしょ濡れになってしまった。雨のときに斜面で刃物を持って作業するのは大変危険なので、細心の注意が求められる。

このシカ♂を入れて、今期の猟期ではニホンジカを♂4♀3捕獲したので、今のところ京都市の捕獲奨励金は18,000円もらえる計算になる。1回見廻りに行くとバイクのガソリン代が100円くらいはかかるので、猟期中に100回見廻りするとガソリン代が合計10,000円ほど必要になるが、それはこの捕獲奨励金で十分に賄える。

えらいさがある

有害鳥獣捕獲をしている場所で、2017/01/28にニホンジカ♂を捕獲した。罠は笠松式で、ワイヤーは右前脚の副蹄より上に掛かっていた。

今年度の京都市では、有害鳥獣捕獲で捕えたニホンジカに対しては、国と市から合わせて22,000円/頭のお金が支払われる。一方、通常猟期の狩猟としてニホンジカを捕まえても、♀で5,000円、♂なら3,000円、しかも支払われるのは4頭目からなので、♂5♀5を獲った場合で考えると、実質的には1匹あたりの奨励金は3,100円ということになり、22,000円と比べると大分差がある。

ゆきふるまえに

2017/01/11にニホンジカ♀を捕獲した。罠は”しまるくんL”で、ワイヤーは左前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。実はこの個体は私にとって、”しまるくんL”での初の獲物である。

私は3年前に”しまるくん”を5つ買って罠猟を始め、翌年に”だらずわな”を10個購入、そして今の猟期前に5つ買い足したのが、”しまるくんL”である。正式には”しまるくん 片L型”という品名で売られており、価格は標準の”しまるくん”より少しだけ高い5,170円であるが、

わなのちょうせい – 狩場の馬鹿力

でも記したように、”しまるくん”から改良が施された品である。

猟期開始直後から新たに購入した”しまるくんL”を投入してはいたのだが、この新しい罠を、主に今年初めて罠をかける場所に設置したこともあってか、なかなか捕獲に至らず、1月になってしまった次第である。この”しまるくんL”は、設置がしやすくなった一方で、ワイヤーの輪が締まるのがスムーズ過ぎて、標準の”しまるくん”よりも足の括る位置が下がる傾向にある、という話もどこかで読んだ記憶があるが、そのあたりもこれから捕獲を重ねる中で、見極めていきたいと思う。