2021年1月18日に鹿♀1頭の捕獲があった。罠は”しまるくん”で、ワイヤーは右前脚の主蹄と副蹄の間に掛かっていた。
何ということはない小型の雌鹿なのだが、珍しいことにこの個体は罠の掛かった前足の付け根、人間で言うところの脇の部分の皮がぱっくり割れて、肉が剥き出しになっていた。ワイヤーの掛かった脚の先端、あるいは人間で言う膝の部分の皮が切れて骨がむき出しになっているというのはよくあるが、このような状態のものは初めて見た。確かに前脚の肩甲骨は、後脚と比べると胴体との接続が弱そうなので、強い力で脚を引っ張ればこのの部分から剥がれるということもあるだろうが。